Stable Diffusion Web UI で使用出来る拡張機能です。
生成した画像に余計なものが入ってる!
手が3個あるとか、指が6本あるとか、足が多い!とか。
これ結構あるあるどころか、ありすぎますよね。
こういう時に使うのがこの Lama Cleaner です。
その余計な部分を削除出来るんです!
よくCMで見ません?
写真撮ったら、背景に他人が写りこんでたから
その部分だけ囲って消しちゃうやつ。
そんな感じです。
このソフト単品でもあるみたいですが
ここを見てる方は Stable Diffusion Web UI を使ってると思うので
Web UI 上で使用出来る、拡張機能を紹介します。
今回 Lama Cleaner の使い方で使用するモデル
今回は BracingEvoMix を使っていきますよ!
Lama Cleaner のインストール
Extensios タブをクリックして
Install from URL をクリック
URL for extension’s git repository に以下のURLを入れます。
https://github.com/aka7774/sd_lama_cleaner.git
あとは Install をクリックするだけです。
そのまま Installed タブをクリックして
Apply and restart UI をクリックして再起動しましょう。
再起動が完了し LamaCleaner のタブが出れば準備はOKです。
Lama Cleaner の更新作業
初めて使う場合は LamaCleaner の更新作業が必要っぽいです。
最新にする作業なのかな?詳細は分からないですけど、必要っぽいです。
※ここの作業は初回のみでOKです
LamaCleaner タブをクリックして Install / Update をクリックします。
完了すると上記のように Installed. と表示されます。
この更新作業がちょっと不安定なようです。
私がやった感じでは、最初何度か失敗して完了しませんでした。
Stable Diffusion Web UI のコマンドプロンプト画面を見ると分かるんですけど
失敗していると上記のように Install failed. と出てます。
その次に成功したので、その下の行は Installing lama-cleaner で終わってます。
もし同じように失敗が続く場合は、Stable Diffusion Web UI を再起動して
再度やってみることをおすすめします。
私は再起動後に何度かやって、成功して完了しました。
Lama Cleaner の立ち上げ方
Start をクリックすると新たにコマンドプロンプトが立ち上がって処理が始まります。
処理が終わって1番下の行に
Running on http://127.0.0.1:7870/ (Press CTRL+C to quit)
と、出たら準備OKですね。
Open をクリックすると下部に Lama Cleaner の作業スペースが表示されます。
Open New Window をクリックするとブラウザの別タブに表示されるので
使いやすい方を使用下さい。
Lama Cleaner の使い方
修正したい画像を作業スペースにマウスでドラッグ&ドロップします。
もしくは、左上の写真マークをクリックして画像ファイルを選びます。
こういう時にかぎって、修正したい画像が出ないんですよね・・・
とりあえず、イチゴ画像にしました
右上のカップのイチゴの柄を消しましょう
黄色の●がペンになっているので、マウスで削除したい箇所を塗ります。
で、待ってるだけです。
画像が若干、明るくなったり暗くなったりすると思うんですが
その状態が処理中ということです。
ほーら消えた笑 どうですか?バッチリですよね。
あまりに複雑な個所とかは難しいと思いますけど
こういう単純なものだけでも、救うことが出来るとしたら
かなりボツ画像は減ると思います。
自動修正を手動修正に切り替える
複数個所を修正したい、細かい箇所を1度では塗るのは難しい!
ということもあると思います。
なので、塗り終えたら自動修正するのではなく
好きなだけ塗ってから、ボタンを押したら修正に入る
という手動モードもあります。
右上の歯車アイコンをクリックします。
Settings が開くので Manual Inpainting Mode の右のボタンをクリックで
上記のようにONにしましょう。
下部にあるツールアイコンの1番右にアイコンが追加されたらOKです。
塗りつぶし後に、このアイコンをクリックで修正処理に入ってくれます。
ツールアイコン説明
左から順に説明します
- Brush のスライダーでペンの太さを変更出来ます
- 4本矢印は画像の表示倍率を元に戻します
- 左矢印は作業を1つ戻します
- 右矢印は作業を1つ進めます(戻したのを戻す感じ
- 目のマークを押しっぱなしにすると修正前の画像が見れます
- 下矢印で修正画像を保存出来ます
- ようかんみたいなやつが、上記で説明した、修正処理スタートボタンです
まとめ
- 手や指などが多い!などの不要な部分を削除してくれる
- あまり複雑な部分は難しいけど、やる価値はある
- 必死でガチャやInpaintするより、Lama Cleaner を使う方が断然早い
導入もそんなに難しい箇所は無いので、入れておいて損はないかと思います。
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