Stable Diffusion Web UI で使用する ControlNet
その中の Tile の使い方を説明したいと思います。
よく紹介されているのが、アップスケールを併用して
画像サイズを大きくしつつ高画質化するという方法。
私も本当はそれがやりたいんですけどねー
なんせ低スペックなので、Hires.fix はすぐエラーになって使えない。
Tiled Diffusion や Tiled VAE を使えば可能ではあるんですけど
1枚生成するのに10分以上かかってしまう・・・。
実際に今 2倍サイズを Tiled VAE 併用でやってみたら
19分51秒かかりました笑
さすがに実用的ではないので、無理です。
なので、今回はアップスケールをせずに、書き込み量を増やして
結果的にちょっと良い感じになる、という私がいつもやってるやつを紹介します。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/04/88ac4f2271cd17a8732afe4d21c34d37.jpg)
はやくグラボ買ってください笑
私と同じく低スペックの人にはオススメです。
スペックが足りている人は、アップスケールを併用で使えます。
Stable Diffusion ControlNet 導入方法
ControlNet の導入に関しては以下の記事をどうぞ。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/05/e8c578a8d3c28720a84cbb690dfd15a4-160x90.jpg)
使用モデルの紹介
今回は BracingEvoMix を使用させて頂きます。
Stable Diffusion ControlNet Tile の使い方
プロンプトとパラメータを設定する
まず、対象となる画像を準備しましょう。
その画像と同じプロンプトとパラメータが欲しいので
画像を PNG Info に放り込みます。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/06/image-75-800x330.png)
放り込んだら、右側にプロンプトとパラメータが出ますので
Send to txt2img をクリックします。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/06/image-76-800x505.png)
するとこんな感じで、プロンプトとかパラメータが全部反映されます。
ControlNet を設定する
次に、左下にあるControlNetをクリックで開きます。
すると、以下のような画面が出ると思います。
次に、最初に準備した画像を放り込みます。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/06/image-77.png)
Enable、LowVRAM、PixelPerfectにチェックを入れます。
(低スペックじゃない場合はLowVRAMは外しても良いです)
Model を tile に設定します。
バージョン違いが出てる可能性がありますので
tile の文字が入っているものを設定しましょう。
※上記では control_v11fle_sd15_tile を設定
Control Weight と Ending Control Step を調整します。
Control Weight は強さみたいな感じですかね。
数値が少ないとあまり効果がなく、多いと効果が強く出るイメージですかね。
これもやりすぎると、全然違ったものになる感じなので
私は0.5~0.6あたりで使ってます。
Ending Control Step も 0.5 くらいで使っています。
このあたりは、実際に生成された画像を見て調整してみて下さい。
生成してみよう
設定が済んだら Generate をクリックしましょう。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/06/00252-1200682466-800x600.jpg)
左が元画像、右が Tile 使用後です。
どうですかね?若干書き加えられて、細かいとこ良くなった気がしません?
顔も少しくっきりキレイになってます。
まぁ、豪快に良くなるわけじゃないですけどね。
少しでも良いものにしよう!という精神で。
プロンプトで追加する
上記では、同じプロンプト、パラメータで Tile を使用しましたが
プロンプトに追加をしたり、変更したりしてやってみると
元画像の感じも残しつつ、ちょっとアレンジされたものが出来るので
これもまた面白いです。
私は、こういうのを作りたい!と思って生成するのではなくて
偶然良いものが出来る、のを楽しみにやってることが多いので
結構これ使います。
プロンプトに Gothic Punk を加えて生成したのがこちら。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/06/00252-1200682466-1-800x600.jpg)
こちらは pink を追加したものです。
![](https://ctrs-jp.com/wp-content/uploads/2023/06/00252-1200682466-2-800x600.jpg)
まとめ
- 低スペックでもあきらめない!
- アップスケール無しで、書き込みを増やして良い感じにする
- プロンプトを変更して雰囲気を変えることも出来る
どうですかね?出来ることならアップスケールで高画質にしたいですけど
低スペックなりに出来ることをやるしかないので!
Stable Diffusion ControlNet 他
ControlNet reference only の使い方はこちら。