Stable Diffusion Web UI で画像生成したときに
部分的に修正したいことありますよねー。
全身構図だから顔が小さくて崩れてるとか。
手とか足がなんか指多いとか、変なとこ向いてるとか。
と、手とか足はこの方法では、正直治らないことが多いけど・・・。
運が良ければ治る!くらいですけど、まぁ試す価値はある。
手は無理だ
ほんとに難しい・・・
既に知ってる方も居ると思いますけど
まだ知らないよーっていう人の為に
紹介と検証をしていきたいと思います。
部分的な修正に使用するモデル
今回は DreamShaper V5 を久しぶりに使っていこうかと思います。
久しぶりに、半リアルなのでやってみましょうー。
DreamShaper V5 の紹介記事もあります。
ダウンロード、インストール方法も書いていますので
良かったらどうぞ。
部分的な修正に使うサンプル画像を準備
部分的に修正するために、全身ショットな構図の画像を
とりあえず生成していきたいと思います。
こういうのって、欲しい時はなかなか出ないんですよね。
って、やっぱりなかなか全身出なかったので
OpenPoseでやりました・・・。
プロンプトやパラメーター
prompt:
(High quality:1.5), Ultra detailed, best quality, (photorealistic detail:1.5), finerly detailed face, incredibly absurdres, (insanely detailed:1.5), beautiful, masterpiece, hyperrealism, (HDR:1.3),
BREAK
1girl, t-shirt, jeans, full body shot
Negative prompt: EasyNegative, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, normal quality, monochrome, grayscale, skin spots, acnes, skin blemishes, age spot, manboobs, (backlight:1.2), double navel, mutad arms, hused arms, neck lace, analog, analog effects, nipples, nsfw
Steps: 20, Sampler: DPM++ 2M Karras, CFG scale: 9, Seed: 1763614879, Size: 544×680, Model hash: 6d492d946c, Model: dreamshaper_5BakedVae
サンプル画像
顔めっちゃ崩れてます、全身構図になるとどうしてもこうなりますよねー。
img2img Inpaint の使い方
今回は img2img の Inpaint を使っていきます。
あくまでも私のやっている使い方の紹介になるんで
それ違うよ!とかあったらすみません。
でもまぁ、日々この使い方でやってるんで
一定の効果はあると思います。
まず、サンプル画像を PNG Info に放り込みます。
サンプル画像を放り込んだら、右側にプロンプトとかパラメータが出ます。
で、この状態で Send to img2img をクリックします。
すると、img2img に飛んで、プロンプトやパラメータがすべて反映されて
放り込んだ画像も表示されます。
上記を確認したら、PNG Info タブをクリックして戻りましょう。
で、今度は Send to inpaint をクリックします。
再度、img2img に戻ってきますので
以下のように、Inpaint タブがアクティブになっていることを確認します。
今回は顔の崩れを描きなおしてもらうので
マウスで顔の部分を黒く塗りつぶしましょう。
右上のボタンで、ペンの太さを変えたり
1回戻ったり、画像を消したりできます。
画像を消してしまったら、PNG Info に戻ってまたやり直しましょう。
修正したい箇所を塗りつぶしたら、下にいって設定を確認します。
真ん中あたりの Only masked をチェックします。
これは、黒く塗った部分だけを描きなおすよってことですね。
ここのチェックは必須なので、忘れないようにして下さい。
で、その下の Width / Height ですが
これは画像自体のサイズじゃなくて、描きなおす際のサイズになるんで
顔くらいなら 512×512 で十分です。
で、1番下の Denoising strength ですが
私の体感では 0.4 – 0.6 あたりが無難なのかなーという感じ。
数値が大きい程、きつくかかる感じなんですかね。
この辺りは、修正後の画像を見て、調整して再生成するとか
微調整してみると、思ってるような画像に近くなるかもですね。
あとは Generate を押すだけ。
こんな感じで顔が描きなおされました。
部分修正、前後を見てみよう
左が修正前、右が修正後になります。
あー!キレイになってるー!
どうでしょうか、あきらかにキレイになってますよね。
同じ要領で、手も出来るには出来るんですけど
かなり何回もチャレンジしないと、上手くいかない感じです。
でもまぁ、ひたすらガチャするよりは、効率良いかもなので
試してみるのも良いかもしれないですね。
ボトムスを変更してみよう
今度は、修正済み画像を使って、
履いているジーンズを別のパンツに変更してみましょうか。
マウスでジーンズの部分だけ、黒く塗りつぶします。
そして、プロンプトの jeans の部分を leather pants に変更します。
ジーンズ → レザーパンツ ですね。
そして、Generate をクリック。
どうでしょうー。いつのまにかレザーパンツに履き替えました。
こんな感じで、なんでも変更が可能です。
Tシャツの色を変えたり、上着を着せてみたり。靴を変えたりね。
色々と試してみたら、面白いものが出来るんじゃないですかね!
まとめ
- img2img Inpaint の使い方を覚えよう
- 顔や服装、好きな個所を修正、変更出来る
- 手はこれでもやっぱりガチャ要素強め
これを使えば、顔が崩れてるからボツーっ、な画像も救えます。
やってみると、思ってるほど手間じゃないので、是非ともお試しくださいませ。
その他、Stable Diffusion 関連の情報
表情、服装、背景等、プロンプトを一覧にしてます。
その他、ControlNet の使い方も紹介しています。